肩こり・腰痛・股関節痛などの痛みは、一般的に言われている、姿勢の悪さや筋肉の使いすぎ、老化現象などが直接の原因ではありません。

例えば筋肉が老化したことにより組織は硬化し、柔軟性は失われますが、それだけで直接痛みには繋がりません。

筋肉疲労に関しても、一過性で筋肉が萎縮して引っ張られ、負担がかかることはありますが、休養を取れば治まります。

ではこの痛みの原因は？

脳の圧迫ストレスにより「自律神経」がうまく働いていないこと、そして内臓の機能が低下して筋肉に現れるSOSのサイン「内臓体壁反射」によって筋肉が過緊張し、神経を持続的に圧迫していることがほとんどの原因です。

※自律神経って？

脳内で脳脊髄液が正常に生産されると頭は膨らみ、頭蓋骨も大きくなります。そして一定量作られると、頭蓋骨の弾力によって脳脊髄液は神経に沿って流れ、各器官で吸収されて、頭は小さくなります。

これを「脳呼吸」（第一次呼吸）といいます。

「脳呼吸」により頭は1分間に約15回から20回、膨らんだり、縮んだりを繰り返しています。

この「脳呼吸」がスムースに行われることが、自律神経を活性化させる大きなカギとなります。

身体的ストレス（ウイルスや細菌、気候変動、化学物質、過度な運動など）の影響で、筋肉や内臓の末端器官で浮腫や弱い炎症が生じます。

この浮腫や弱い炎症により、脳脊髄液の流れが1か所でも悪くなると、全身の体液の流れに影響を及ぼし、脳内で脳脊髄液がうっ滞して脳圧が上がり、頭が大きく膨らみます。

この頭が大きい状態が慢性化すると、脳呼吸が正常に行えなくなり、自律神経がうまく働かなくなることで、あらゆる不調に繋がります。