· 

「ようこそ、ヒュナム洞書店へ」を読んで

藤沢 整体 脳脊髄液調整法 自律神経 神奈川 こころとからだのアトリエCAMEL 睡眠障害

先日のブログで4冊の本を読み進めていると書きましたが、その中の1冊がこの「ようこそ、ヒュナム洞書店へ」でした。

韓国ソウル市内の住宅街にできた本屋さんが舞台の小説です。

書店主のヨンジュやアルバイトのミンジュン、その他お店に関わる登場人物たちが、それぞれ葛藤や思いを抱えながら自分探しをして少しずつ成長していきます。

夢を追いながらも現実に悩み、過去の出来事を抱えながら前に進もうとしています。

彼らはみんな違うけど、それぞれの素直な気持ちがそのまま表現されていて、「そうそうこんな気持ちになること、あるある」と共感できる部分がいくつかありました。

そしてもう一つ印象的だったのが、この小説がもつ文体の柔らかさです。

巻末の作者のことばに、『映画「かもめ食堂」や「リトル・フォレスト」のような雰囲気の小説を書きたかった。』とあるように、みんなが持っている穏やかさや優しさ、誠実さを感じることができ、特にヨンジュの丁寧な言葉、表現はしばらく余韻が心に残ります。

 

CAMELもこの書店のように、お一人おひとりの心に寄り添い、それぞれのペースで心身のリラックスを図れる場所でありたいと思っています。

最後の章は、終わってしまうのがさみしくて、少し間を取ってからゆっくりと読み終えました。

みなさんももしお時間があれば、「ようこそ、ヒュナム洞書店へ」を読んでみてください。

あなたにとって「居心地の良い場所」とはどんなところですか?

読んだ感想などを、施術の際にお聞かせいただければうれしいです。